お別れの歌

 

 

7人の関ジャニ∞

私が無責任に“永遠”だと信じて疑わなかったもの。

 

今日、2019年9月5日。

亮ちゃんがジャニーズ事務所から退所するという発表があった。

 

あー、そっかぁ。

 

私が抱いた感情は怒りや悲しみではなく、“納得”だった。

私は、いつか亮ちゃんは事務所から離れるんじゃないかと思っていた。

それはここ数ヶ月の週刊誌の記事が出るよりも、すばるが事務所を退所するよりも前、

私が錦戸亮のファンであると認識した当初から漠然と抱いていた思い。

だから、ついにこの日がやって来たかという感覚だった。

 

多分、亮ちゃんは“ジャニーズ”であることよりも“関ジャニ∞”であることに重きを置いていた人で、それよりも“この7人のメンバー”であることが大事だった。

それが無理ならもう関ジャニ∞じゃなくてもいいっていう考えがあったのかな。

だからこそ、“応援し続けてくれるファンの為にも、支えてくれている周りの人の為にも関ジャニ∞を守り続ける”という他のメンバーの考えとはズレが出来たのかもしれない。

そんなズレがある状態で、関ジャニ∞でい続けるのは無理だったんだと思う。

お別れの場や会見を開かない、あまりにもあっさりとしたあっけない去り方を含め、亮ちゃんらしいな。

私は関ジャニ∞のファンであると同時に錦戸亮のファンだから、どうしても亮ちゃんを擁護してしまうし亮ちゃんの意見に共感してしまう。

だって、ただファンなだけじゃなく仕事への向き合い方や価値観も好きだったから。

 

錦戸亮という人間が好きだった。

そしてそれ以上に、“関ジャニ∞錦戸亮”が好きだった。

 

だから、私と関ジャニ∞の物語もここで終わりにしようと思う。

 

私は、7人の関ジャニ∞が好きだった。

6人になった時、受け入れたし納得もしたけど、でもやっぱり私が好きだった関ジャニ∞とは少し変わってしまった。

関ジャニ∞が6人になって、色んな思いを抱えながらも彼らは前を向いていたけど、でも、決して上を目指しているようには思えなかった。

下を向かないように、必死に関ジャニ∞を守っていた。

守ってくれるだけでも凄いし、それは並大抵のことではないのに、私にはそれがもどかしくて悲しくて悔しかった。

7人から6人に変わった事よりも、彼らが関ジャニ∞になる前からずっと持っていたハングリー精神だとか、反骨心だとか、前に前にの気持ちが感じられなくなった事が寂しかった。

そんな気持ちを抱きながら関ジャニ∞のファンを名乗ることに違和感を抱きながらも、ここでファンをやめることが何だか悪のようにも思えてずっと有耶無耶にしてた。

でも、そんな義務感のような気持ちでファンを続けていることも、7人の影を追い続ける亡霊になることも7人に失礼だと私も決心がついた。

 

 

関ジャニ∞とお別れをします

 

 

10歳で関ジャニ∞を好きになって、私は色んなことを彼らから教えてもらった。

特に音楽の趣味は関ジャニ∞から強く影響を受けたし、きっと関ジャニ∞を介さなければロックバンドやファンクを聴きにライブやフェスに行く事もなかった。

亮ちゃんが作る音楽が好きで、それも亮ちゃんのソロ曲じゃなくて“関ジャニ∞の為に”作る音楽が好きだった。

キザだけどシャイで、お洒落でカッコイイのに泥臭さもあって、まさに“関ジャニ∞ 錦戸亮”を体言していた亮ちゃんの音楽。

洋服の趣味だって影響された。

笑いの基盤も関ジャニ∞で、きっと私が生涯で1番笑ったのは後にも先にも関ジャニ∞だけだと思う。

“笑い過ぎてお腹が痛くなる”を教えてくれたのは関ジャニ∞だった。

学校で嫌な事があっても、家に帰って関ジャニ∞の音楽を聴いたりバラエティを見れば忘れられたし、関ジャニ∞は私に“何とかなる・なるようになる”を教えてくれた。

 

10代の全てを関ジャニ∞と共に過ごしてきた私にとって、7人の関ジャニ∞は“青春のすべて”でした。

 

約13年間、私の支えになってくれてありがとう

 

がむしゃらに、無責任に、ズッコケてあおっぱなを垂らしながら、それでも必死に目の前の向こうへ走り続ける貴方達が大好きでした。

 

 

こんな書き方をすると今日で関ジャニ∞が終わってしまうみたいだけど、5人が関ジャニ∞でい続けてくれる限り関ジャニ∞は続くし、これからも面白くてカッコいいおっちゃん達でいてくれると思います。

5人は優しくて、弱いけど強いから。

誰よりもファンの事を想ってくれてるから。

そしてそれぞれの道を行く決意をした2人も、新たな人生が始まる。

もう今までの熱量で応援することは出来ないけど、これからの7人がどんな形であれ幸せになってくれれば私はそれでいいです。

 

出会わせてくれてありがとう

13年間も好きでいさせてくれてありがとう

好きになれて幸せでした

ありがとう

さようなら