9人の決断を無駄にするな

 

Snow Manが新体制になると発表があってから1週間が過ぎた。

 

私の様に受け入れて前を向こうとしている人もいれば、未だ受け入れられず悲しんでいる人もいる。

 

それは何もおかしい事ではないし、私は9人を受け入れられない事を悪だと言うつもりはない、思ってもいない。

それだけ6人は愛されていた。

6人のSnow Manが愛されていた。

それぞれに思い入れがある。

私だって、100%受け入れられているかと問われれば素直に頷く事は出来ない。

だから、受け入れるかどうかはその人次第だし、受け入れる時間だってどれだけ掛かってもいいと思っている。

 

 

ただ、どうか9人の決死の決断を否定する事だけはしないでほしい。

 

 

きっと、今回の増員を手放しで喜んで受け入れたメンバーはいないだろう。

それは新しく入る3人も同じ。

困惑して、葛藤があって、不安や恐怖もあったかもしれない。

それでも、彼らは未来を生きる為に今回の事を受け入れた。

 

その決死の、もしかしたら苦渋の、かもしれない決断をした9人に対して

「増員する意味がわからない」

「6人を返して」

「6人に戻すように事務所に働きかけよう」

という言葉を投げかけるのはどうなのだろうか。

もちろん受け入れられないという気持ちは分かる。

それでも、9人がファンからかけてもらいたかった言葉は果たしてそんな言葉なのだろうか。

もしそういうファンの動きによって元の6人体制に戻ったとして、6人はそれが幸せなのだろうか?

 

やっぱりいらないと言われた3人の気持ちは?

新しい場所で夢に向かう3人を応援しようとしているファンの気持ちは?

色んな想いを抱えながらも3人を送り出すしかなかった仲間達の気持ちは?

 

優しい彼らが、仲間思いの彼らが、今回の決断を後悔して、一生罪悪感を抱え続けるようなことだけにはなってほしくない。

 

彼らが報われる為には、この決断が間違いでなかったと証明するしかないのだ。

元の場所に戻ったって、シコリは残る。

それは彼らにとって“後退”でしかない。

 

タッキーは確かに試練を与えた。

でも、それと同時にこれはチャンスでもある。

もしかしたら、最後のチャンスかもしれない。

お情けでデビューさせてもらえるほど、彼らが生きる世界は甘くない。

何もデビューしたいのは彼らだけではないのだ。

 

 

「デビュー出来なくていいから6人でいてほしかった」

 

そんな事を言う人もいる。

じゃあ何だ、狭いコミュニティの中でぬるま湯に浸からせて一生飼い殺しにでもするつもりなのか

彼らはそんな所で満足する為に10年以上努力して頑張って生き残ってきたのか

本人達が口にする「テッペンを目指す」の“テッペン”はそんなところなのか

 

私は、Snow Manにはもっと広い世界に出てほしい。

色んな人に知ってもらいたい。

デビューだってしてほしい。

彼らにはそれだけの実力と魅力がある。

 

 

今回の集合写真でラウール君が真ん中にいる事に批判的な人も多い。

でも私は、センターを勝ち取るくらいの増員メンバーでないと今回の増員には意味がないと思う。

3人が隅っこで、後ろで踊っているだけなら、増員なんてする必要はない。

それなら別に6人のままでよかった。

 

新しい体制になるからには、変わらなければ意味がない。

 

 

ジャニーズJr.チャンネルの冒頭で動く9人の姿を見て、私は何だかワクワクした。

 

これは来るぞ、と思った。

 

ただの一般人の「来るぞ」なんて当てにならないが、それでも9人には希望が見えた。

 

別に今までの6人が駄目だった訳ではない。

6人のSnow Manは素晴らしかった。

6人のSnow Manだったから好きになった。

それは1つの完成形だった。

 

ただ、今この段階で完成していては駄目なのだ。

 

彼らはもっと進化できる。

 

今のSnow Manの立場は、彼らが必死に努力して掴み取ってきた功績だ。

決して、当たり前の事ではない。

ただ、その現状に満足してもいけない。

 

Snow Manは、もっと上を目指すべきアイドルなのだ。

 

上を目指すことができるアイドルなのだ。

 

 

彼らは優しくてファン想いだから、いつも私達ファンに寄り添ってくれる。

でも、寄り添うだけではなくファンを強引にでも引っ張っていってほしい。

彼らには、ファンが「遠くに行ってしまった」と感じてしまう程、凄い存在になってほしい。

 

 

その為にも、私達ファンも変わらなければいけない。

 

 

 

Snow Manを、自分達の中だけで終わらせてはいけない。